自律神経のこと
自律神経のこと
整体と自律神経
近年、当院では自律神経系へのアプローチに特化した施術を取り入れるようになりました。
様々な不調を抱える方々が来院される中で、単に力学的に体の外から押したり、伸ばしたり、ボキッと骨格を矯正するだけでは改善に至らないケースが多くあり、つまり、従来の整体だけでは体が整わないのです!(私個人の感想です。)
時代が変われば、体が変わるので、その体を整える術である整体の技術も時代時代で変わっていくべきです。変わっていくべきですし、それが自然なことではないかと思います。
そして、試行錯誤する中で、自律神経にアプローチすることで体の中が整い、その結果として骨格も自然と矯正されて、背骨や骨盤も真っ直ぐになることがわかってきたのです。
自律神経のバランスが崩れていることをお話しすると、すぐに皆さん「ストレスですか⁈」と言われるのですが、それは原因の一つにしかすぎません。
現代の社会生活では、肉体労働だけでなく『知的労働』も多く、『精神的なストレス』、『異常気象』、『偏った栄養バランスの食事』、『携帯電話などの電子機器の発達による生活習慣の変化』など、自律神経にかかる負荷は避けては通れないものとなっています。
そのため、これからの時代は整体によって自律神経にアプローチし、自律神経のバランスを整える。また同時に、自律神経にアプローチし、その働きを用いて体を整える、整体をするということが必要不可欠な技術となってくるのではないかと考えています。
自律神経と姿勢
例えば自律神経失調症のように自律神経のバランスが崩れた状態になると、必ず姿勢も崩れ、悪くなっています。
姿勢というのは、もちろん意識して良くしたり悪くしたり自分でコントロールして変えることもできますが、基本的には、日常生活の中での多くの時間は無意識であり、そのときに姿勢をコントロールしているのは自律神経の働きでもあるからです。
また、多くの場合、自律神経のバランスを崩していると、呼吸が浅くなり、それが呼吸に関連する筋肉や骨格に慢性的に影響し、その結果が姿勢にあらわれるようになります。つまり、『自律神経を整えることは姿勢を良くすること』になり、また同時に『姿勢を良くすることが自律神経を整える』ことにもなるということです。
体の歪みと自律神経
来院される方々に『真っ直ぐ立ってみてください』とお願いすると、真っ直ぐ立てていないことがほとんどです。でも、ご自身の感覚では『真っ直ぐ立っているつもり』。そうなんです。感覚としては『これが真っ直ぐ!』なのです。
そのような状態の方は、健康のために「姿勢が大事!姿勢が大事!」と毎日、真面目に頑張って良い姿勢で過ごされていたとします。でも、その姿勢は真っ直ぐではないのですから良い姿勢ではありません。残念ながら、その努力の成果は期待していたようなものにはならないと思います。
つまり、体の歪みを真っ直ぐにすることも大事ですが、同時に、この『ズレた感覚』を修正しておかないと、本当の意味での『体が整った!』にはならないのです。当院では、ここをすごく大事にしています。
経験上、体の歪みだけ矯正して真っ直ぐになったところで、感覚が修正されておらず「真っ直ぐでない状態を真っ直ぐに感じる」ままだと、体の歪みがまたすぐに戻ってしまうからです。
よくある『整体に行って背骨や骨盤を矯正してもらっても、すぐに歪みが戻ってしまう』、また『マッサージやストレッチなどで筋肉を緩めて、そのときは楽になるけど、またすぐツラくなる』というような方には、ここでお話ししているような骨や筋肉からだけでなく、神経からのアプローチしていくことが長年の悩みの突破口になることがあります。
骨も大事、筋肉も大事ですが、感じているのは骨や筋肉ではなく神経ですから、この感覚を修正するには、目、首、頭蓋骨、顎関節などの歪みや動きのクセを取り除き、自律神経(脳神経)とこれら器官との関係性を協調させていく必要があります。
体の歪みと目
目は、とても大事ですよ。目に自覚症状は全くなくても、体の歪みや不調の原因が目だったということはよくあります。
しかし、それは「目の疲れ」「目が悪い」ということではありません。
左右の目の使い方のバランスであったり、視線のクセ、視野の偏りなどが、大きくは姿勢に、直接的には首や頭蓋骨の捻れ、感覚のズレを作り出してしまい、その日々の積み重ねが、思いもよらぬ体の不調に繋がっていくのです。
例えば、視線や視野の使い方に無意識のクセがあると、真っ直ぐに両目で前を見るとき「目と首と頭蓋骨と感覚」との関係にズレが生じ、自分では目も体も真っ直ぐなつもり(感じている)が、実際には常に首は捻れ、体を歪ませた状態で過ごすことになってしまいます。これが慢性的な首肩のコリや頭痛の原因になっているということがあります。
体と感覚にズレがあるというのは、自律神経にとって大きなストレスの一つになります。正確に体の状態を把握できていないというのは、生存にとっての危機的(リスク)要因になるからです。
自律神経と睡眠
自律神経の状態は『寝つきが悪い』『寝れても夜中に何度も目が覚める』など、不眠とまではいかなくても、その睡眠の質に大きく関わってきます。
来院される方々からよく聞くのが『朝起きたときが一番ツライ』、『朝、起きた瞬間から疲れている』、『朝、体が固まっている』などの、起床時の体の不調で、これらはまさに睡眠の質の低下が招いているものと考えられます。
いわゆる『寝違い』も寝相が悪かっただけでなく、就寝中の自律神経の状態が関わっています。
枕やベッドなどの寝具との相性もあるかと思いますが、当院では自律神経にアプローチし、寝具ではなく、まずは体を変えることで、そのような状況を改善しようと考え、取り組んでおります。
睡眠の質を低下させるものとして、就寝時の『食いしばり』があるのですが、この現象は『顎関節症』とも大きく関連しており、当院では顎関節の矯正や噛み合わせを改善するだけではなかなか顎関節症が治っていかないようなケースには、自律神経にアプローチすることが必要ではないかと考え、取り組んでいます。

症例
以下の内容は、症例ブログより抜粋したものです。
Yさん(20代/男性)
首、肩がダルい。耳がボーッとしている。人前に出されてアガっているような感覚が心身ともに常時ある。軽い不眠症状。精神的な不安定…。
このような状態が続いているらしく、来院されました。
症状に関係なく、私たち整体師にできること、そして、するべきことは、骨格の歪みを調整し、体のバランスを整えることです。
顎関節を含めた、顔面、頭蓋骨の歪みの調整を中心に施術を行いました。
特に、前頭骨(おでこ)、後頭骨(後頭部)、側頭骨(耳まわり)の捻じれが強く、少しでも早く症状を軽減させてあげたかったので直接的な手技も用いました。
30分程度でしょうか、起き上がって症状の変化を確認していただくと、
「あー、違いますねー。ぜんぜん違います!。楽です!」
「あのアガっているような感じっていうのは、どう?変化ありますか?」
「はい!違います!半減…っていうか、それ以上ですね。もう、ほとんど感じてないです!」
「あー、そう!よかったねー。」
というのが4日前でした。
今回が2回目でしたが、良い状態を保てているようでホッとしました。
微調整だけして終了。
何より、前回とは別人のように笑顔が多くなっていたのが印象的でした。
こうなれば治癒力も高まり、自分のチカラでどんどん良くなっていくでしょう。
自律神経系の症状があると、安易にストレスなどの精神面に原因を求めたり、投薬治療を行うことも多いのですが、少なからず筋・骨格系の歪みが、自律神経系の症状に影響を与えていることがあることは否定できないと思います。
自律神経系に働きかけ、自律神経系の作用を利用して、筋・骨格系の歪みを矯正する療法が多々あります。
逆に、身体を変化させ筋・骨格系を矯正することで、自律神経系に働きかけることもできるわけです。
あとは、技術と精度の問題ですね。
さー、勉強、勉強!
「からだ」を、分けることはできません。
Sさん(50代/女性)
慢性的な首、肩こりと、頭痛、それに加えて、最近はモノが見えにくく、集中して見ようとすると吐き気がして見れないとのことでした。
今回は、娘さんからのご紹介ということで連れ添ってのご来院でした。
検査してみると、いろいろとあるのですが、頭蓋骨のひとつで、ちょうど眼の奥の位置にある蝶形骨という骨の歪みが目立ちました。
この蝶形骨の隙間を視神経が通過しているため、この骨の歪みが、眼に関係する様々な症状の原因となっていることが少なくありません。
今回も、蝶形骨を調整中し、起き上がっていただくと、
「あー、すごいハッキリ見えるわ!よく見える!」
との、お喜びの声をいただけましたので、ホッとしました。
ホッとしたというのは、この蝶形骨、ほとんど外からは触れることのできないようなビミョーな骨で、歪むといっても数ミリ単位の複雑なものです。
自分としては「よし!」と思っても、実際に症状の変化をご本人に確認していただくまで安心できませんでした。
しかし、高度ですが、この骨の調整ができると、それだけでも全身の様々な症状に対応できるので、施術の幅が広がり、効果も格段に上がります。
とても重宝しています。
脳神経や脊髄神経など、解剖学的にもとても重要なところに位置していますからね。
Aさん(40代/女性)
みるからに腰は伸びていないし、足取りが重たい。
そんな様子で来院されました。
「先生、足がダルくてしょうがない!」んだそうです。
ふくらはぎもパンパンです。
もちろん、揉み屋さんじゃないので揉みません。
全身のバランスから、原因を考えます。
骨盤が大きく後ろに傾いています。それが、腰を固くして足への神経や、血管に影響しているのかもしれません。
骨盤の前側、恥骨に緊張があるので緩めてみました。
腰も柔らかくなり、骨盤の動きも良くなりましたが、3割程度といったところでしょうか。
次は、前頭骨(おでこ)。
精神的なストレスからの影響も感じられていたので、前頭骨(おでこ)も検査し、捻じれを確認していました。
「あー、先生、足がポカポカしてきたよ!」
うまくいったようです。骨盤、腰、ふきらはぎ、いずれも良好です。
精神的ストレス、自律神経に関係した症状に対応できるのかどうか、また、どのように対応するのか…。
ぼくたち、これからの整体師が、もっと真剣に取り組んでいくべき課題です。
社会が変わり、生活が変われば、整体の技術も変わっていくのが自然です。
的外れ、無理や無駄が多すぎます。
その他、自律神経へのアプローチのことなどに関しまして、ご相談やご質問などありましたら、お気軽にお問い合わせください。
整体なら”とことん結果にこだわる整体院”、津市の整体plusへ!
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